[2024_03_04_05]東海第2 再稼働しないで 東葛の市民団体、東電に要望書 原電への資金援助撤回など(東京新聞2024年3月4日)
 
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東海第2 再稼働しないで 東葛の市民団体、東電に要望書 原電への資金援助撤回など

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 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故から間もなく13年となる2日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に反対する千葉県・東葛地域の市民団体のアピール行動が柏市内であり、約20人が東電パワーグリッド東葛支社を訪れ、小早川智明東電社長宛ての要望書を担当者に手渡した。
 柏、流山、我孫子、松戸市などの脱原発グループが参加する「東海第2原発いらない! 東葛デモ実行委員会」が実施した。
 昨年9月には約130人が市内をデモ行進し、「東海第2は廃炉に」などと市民らに直接、呼びかけている。
 要望書では、東海第2原発の再稼働に向けた原電への資金援助の撤回、能登半島地震で震度5強を記録した新潟県柏崎市、刈羽村に立地する柏崎刈羽原発の再稼働断念、汚染水処理施設で水漏れ事故が相次ぐ福島第1原発で浄化処理した水の海洋放出中止を求めた。
 これに先立ち参加者は、東武野田線新柏駅前で「東電の支援なしに東海第2原発の再稼働はない」などと訴えた。「原発止めよう! 東葛の会」の日下部信雄さん(81)は「東電は多額の借金を抱えながら、他の原発を支援するより、原発事故でいまだ復旧、復興途上の人たちのために資金を出すべきだ」と語気を強めた。(林容史)

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