[2024_02_10_79]2024能登半島地震の実態_日本は活断層だらけ_原発存続の余地なし_山崎久隆_P01(たんぽぽ2024年2月10日)
 
参照元
2024能登半島地震の実態_日本は活断層だらけ_原発存続の余地なし_山崎久隆_P01

 14:01
[ 動画先頭:0:12:40〜 ]
 この通り日本は地震断層だらけですね。活断層というよりも、まあ断層だらけということで、ありとあらゆる場所に関して、たぶんこの(ビルの)真下にもあるんでしょうけど、見えないだけ、厚い関東ローム層があるので、見えませんが、多分あるのだろうなと。それよりもなによりも、東京の真下はプレート境界に近いので、それによる地震の方がはるかに巨大な影響を与えるかなと思いますけど、一方では江戸川河口断層とか*断層とか、知られている断層結構ありますので、そういった意味では、非常に大きな被害を出す可能性の地震断層がたくさんある。
 そんなところに原発を50何基も建ててしまいまして、最大に建った時は55基あったんですけど、廃炉になりましたので、今動いているのは12基と再稼働申請を出している原発、まだ申請を出していないけれども、*かもしれない原発、全部で足して30基という状況ですね。
 そういう原発群が動いたらどうなるのか、福島第一原発事故を経た今の日本でも、まだ再稼働を推進しようとしているこの国は、何を考えているのかということになるわけです。
 そこで私は大地動乱の時代に原発廃炉に〜地震・津波は止められないが、原発は止められる〜ということで、今すぐ止める、*を閉じ込める対策をとる。止める・冷やす・閉じ込めるっていうのは、原発推進派が地震が起きた時にも、すぐに原子炉を止めて、冷却を継続し、放射性物質を封じ込めるから安全です。と安全神話のような言葉ですが、それは成立しない。
 唯一できることは、地震が来る前に、止める、冷やす、閉じ込めるという事をしなければならない。それが現在再稼働している12基の原発を全部停止する。でしかなしえないことです。そういう主張です。すなわちこの今すぐ止める、冷やす、閉じ込めるというのは、今すぐ再稼働した12基を止めろということ以上でも、以下でもない。
 原発は地震の時にすぐ止まるから安全というのは、誤解でありまして、本当に止まるかという問題も一つありますが、これだけじゃなくて冷やさなければならない熱量が全然違いますね。
 今回の地震では、志賀原発1、2号機で使用済み燃料プールに約1000体の燃焼体があったんですけれども。13年間動いてませんでしたので。十分冷えてました。そう言い切れるかったら、ちょっといろいろな所がありますけれども、1000体の使用済み核燃料は、そのまま電力が来なくて、放置されていてもおおむね17日間は沸騰しないで維持できるくらいの大量の水の中に浸かっています。
 しかしながら、17日間で、電気が来なくて、冷却の補充もできなければ、沸騰し始めますので、水って沸騰し始めたら、すぐ空焚きになるから、皆さん鍋とかよくやりますよね。ああいうことと同じで、沸騰し始めたら早いです。なので沸騰させないことが重要です。
 これがですね、使用済み燃料といっても、発電していた直後の燃料となると、10何日間なんて、とてもそんな時間的な余裕はありません。おそらく炉心の中に存在する燃料だと、大きなもの、小さなものの差はありますが、おそらく2時間から4時間で空焚きになります。すなわち2時間から4時間で、*が増えている。
 これを壮大にやってしまったのが福島第一原発です。福島第一原発は残念ながら当時民主党政権下においても、まだ枝野、当時の内閣官房長官がまだ原発に水があって大丈夫です。と言っていた時には、すでにメルトダウンをしていました。
 推定時間、おそらく地震があって津波がやってきて電源喪失するのがだいたい3時くらいですけれども。6時前にはメルトダウンしていた。そのくらい早いんですね。1号機の場合は。2号機、3号機の場合は水が残って、注水もできていたのでも、もうちょっと持ちましたけれども、最後にメルトダウンした2号機の場合は、二日です。二日というのは冷却水の注入ポンプが止まってしまったので、結果的に空焚きになってしまった。すなわち、二日程度、水を補給を続けただけでは、メルトダウンをほんとにぼうしすることはできない。
 ここで言っている冷やすというのは、完全に冷え切るまで冷やす。
 すなわち、今の志賀原発くらいには、少なくても10何年間冷やし続けていなければ、安全とは言えない。
 では能登半島地震の実態ということで、どんな地震だったのかということを簡単に振り返ります。


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