[2024_02_10_57]2024能登半島地震の実態_2号機_蒸気タービン概要図(低圧タービン伸び差大)_山崎久隆_P23(たんぽぽ2024年2月10日)
 
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2024能登半島地震の実態_2号機_蒸気タービン概要図(低圧タービン伸び差大)_山崎久隆_P23

 14:23
[ 動画先頭:0:54:37〜 ]
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 その次に起きたのが停止中の2号機の低圧タービンにおいて伸び差大という警報が発生しました。
 ここに軸受けが1,2,3本あります。
 こちらが高圧タービン。こちらが低圧タービンです。高圧タービンというのは、最初に原子炉で発生した蒸気が吹き付けられて、回転する。すなわちタービン軸に回っている羽根車、つながった発電機のコイルが回ることによって、発電する。
 そのうちの低圧タービンの、この起点と呼ばれている場所から、測った長さが、低圧タービン側の長さが伸びたということです。
 鋼鉄製のタービン軸ですから、それ自身が地震だからといって、のびるのは、ちょっと考えにくいので、大きく揺れたときに、ずれたんじゃないかと思いますのけれど、ずれたら、どうなるかが、問題なんですね。
 この高圧タービンにしろ、低圧タービンにしろ、非常に狭いところで回ってますので、あまりにも大きくずれれば、羽車がシャーシ類に接触をして、場合によっては、羽根車がはねとぶ、折れる、これはタービンミサイルと言います。
 だいたい分速1,800回転しているものですから、そんなものが羽車が折れて飛べば、鋼鉄線の硬い金属でできている羽根車が飛び散ることになると、ケースを打ち破って、場合によっては、下の復水機を破壊したり、そういうことが起こり得ます。
 そうなった場合、すぐに大量に海水が流れ込み、原子炉の中にも流れ込んでという、そういうルートもある。
 もう一つはタービン軸受けに、冷却用に水素などを使っていると、水素が爆発炎上する。 そういうようなことが起こり得ます。
 そういう様々な問題が起こり得るタービンミサイルが発生しないように、この軸は伸びたり縮んだりしてはいけない。けれども、伸び差大という警報が出ている状態なので、一体何が起きたのか、これもこれ以上のことは何も情報として明らかにされていないので、問いただす必要があるのかなと思います。


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