[2024_02_09_04]柏崎刈羽原発で地震後に複数の損傷確認、地震の影響か「判断難しい」 東京電力は「異常や液状化被害は確認されていない」と説明(新潟日報2024年2月9日)
 
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柏崎刈羽原発で地震後に複数の損傷確認、地震の影響か「判断難しい」 東京電力は「異常や液状化被害は確認されていない」と説明

 11:30
 1月に発生した能登半島地震後に東京電力が、新潟県に立地する柏崎刈羽原発のタービン建屋内などで壁面のひび割れや地下水のしみ出しを複数確認していたことが2月8日、分かった。
 東電はこれまで地震の影響について「プラント設備の異常や液状化被害は確認されていない」と説明していたが、一定の被害を受けた可能性が出てきた。
 ひび割れなどは、東電が8日に公表した、12月以降に原発内で確認されたトラブルをまとめた「不適合情報」に記載された。
 地震発生後の東電によるパトロールでは、1、6号機のタービン建屋内などで地下水のしみ出し、壁面や床面のひび割れ、扉枠部材の損傷などが確認された。見つかったのは放射性物質を扱う管理区域内だった。
  (中略)
 不適合情報によると、地震発生時には、6号機でエレベーターが停止していたにもかかわらず、中央制御室の防災監視盤に警報が出ないトラブルも発生。
 4号機でも廃液の排水槽に関する警報が出たまま解除できない不具合があった。
 また1月下旬には、5号機の屋外にある地下水くみ上げポンプ制御盤の基礎部が沈下していることも判明した。地震の影響かどうかについて、東電は「確認する」としている。
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