[2024_01_25_27]遠地実体波による震源過程解析_能登半島地震_石橋克彦_講演資料_P16(もっかい事故調_原子力資料情報室2024年1月25日)
 
参照元
遠地実体波による震源過程解析_能登半島地震_石橋克彦_講演資料_P16

 04:16
 気象庁 2024年1月1日 石川県能登地方の地震「令和6年能登半島地震」
 − 遠地実体波による震源過程解析(暫定)−
 2024年1月1日16時10分(日本時間)に石川県能登地方で発生した地震「令和6年能登半島地震」(Mj7.6)について、米国大学間地震学研究連合(IRIS)のデータ管理センター(DMC)より広帯域地震波形記録を取得し、遠地実体波を用いた震源過程解析(注1)を行った。
 破壊開始点は、気象庁による震源の位置(37°29.8′N、137°16.2′W、深さ16km)とした。断層面は、気象庁CMT 解の2枚の節面のうち、北東−南西走向の南東傾斜の節面(走向47°、傾斜37°、すべり角100°)を仮定して解析した。最大破壊伝播速度は2.4km/s とした。理論波形の計算にはCRUST2.0 (Bassin et al., 2000) およびIASP91 (Kennett and Engdahl, 1991) の地下構造モデルを用いた。
 主な結果は以下のとおり(この結果は暫定であり、今後更新することがある)。
・主な破壊領域は走向方向に約120km、傾斜方向に約30km であった。
・主なすべりは、破壊開始点から北東方向へ約45km の範囲、及び破壊開始点から南西方向へ約45kmの範囲に広がり、最大すべり量は1.7m であった(周辺の構造から剛性率を30GPa として計算)。
・主な破壊継続時間は約40 秒であった。
・モーメントマグニチュード(Mw)は7.4 であった。
 結果の見方は、https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/world/about_srcproc.html を参照。

  気象庁による(地震調査研究推進本部, 2024年1月15日「令和6年能登半島地震の評価」)

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