[2024_01_13_08]能登地震 志賀原発、トラブル続出 変圧器破損・油大量漏出・一部電源途絶・情報二転三転(毎日新聞2024年1月13日)
 
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能登地震 志賀原発、トラブル続出 変圧器破損・油大量漏出・一部電源途絶・情報二転三転

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 北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町、停止中)で、能登半島地震によるトラブルが相次いだ。安全上重大な影響はなかったが、揺れの一部が想定を上回ったことも判明。今回の地震や津波の全容はつかめておらず、北陸電が再稼働を目指す2号機の安全審査は、長期化が不可避になっている。
 「発電所内の設備はもっと強くあってもいいのではないか」。10日にあった原子力規制委員会の定例会で、設備の審査を担当する杉山智之委員はこう指摘した。
 規制委が疑問視したのは、比較的揺れが小さかった発電所内でトラブルが起きたことだ。1日の地震で、志賀町では震度7を観測したものの、志賀原発の敷地では震度5強だった。しかしこの揺れで、外部電源から電力を受ける変圧器が1、2号機とも破損。約2万3400リットルもの油が漏れた。外部電源の一部が途絶えたままで、全面復旧には半年超かかる見通しだ。(後略)
KEY_WORD:能登2024-変圧器の耐震性向上が必要_:NOTOHANTO-2024_:SIKA_: