[2024_02_03_02]東海第2 原子炉建屋の天井で火花 周辺環境への影響なし(東京新聞2024年2月3日)
 
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東海第2 原子炉建屋の天井で火花 周辺環境への影響なし

 08:06
 日本原子力発電は2日、東海第2原発(茨城県東海村)の管理区域内にある原子炉建屋2階のポンプ室で、天井の電線管付近から火花が飛んだと発表した。東海第2は運転停止中で、原電は施設への影響や放射性物質の漏えいなどはないとしている。
 原電によると、同日午前10時5分ごろ、冷却水を浄化するためのポンプ室で社員らが照明スイッチを入れたところ、電線管付近で火花が飛んだのを確認。電線管に約2センチの楕円(だえん)形の穴と、天井に黒く焦げたような跡が見つかった。
 原電によると、電線管は建屋が建設された1978年から使われており、照明の蛍光灯は2020年に交換した。電線管内部の電線の交換時期は調査中。原電は消防に連絡し、火災に当たるかや原因を調べている。
 東海第2では23年度中に火災が4件発生。特に昨年10月下旬から11月上旬に3件が立て続けに発生し、県と東海村がそれぞれ原電に文書で厳重注意した。
 東海第2の金居田秀二副所長は2日に記者会見し「関係者の皆さま、地元の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くおわび申しあげます」と陳謝した。(竹島勇)

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