[2024_01_23_05]柏崎刈羽原発 運転禁止命令の解除受け規制庁が住民説明会(NHK2024年1月23日)
 
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柏崎刈羽原発 運転禁止命令の解除受け規制庁が住民説明会

 11:22
 テロ対策上の問題が相次いだ柏崎刈羽原子力発電所について、原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を解除したことを受け、22日、原子力規制庁が柏崎市で説明会を行いました。
 テロ対策上の問題が相次いだ柏崎刈羽原発について、原子力規制委員会は検査の結果、自律的な改善が見込める状態だと確認できたとして先月、事実上の運転禁止命令を解除しました。
 これを受けて22日、事務局の原子力規制庁が柏崎市で住民への説明会を行い、この中で担当者が柏崎刈羽原発でのテロ対策をめぐる追加検査の内容や結果を説明しました。
 このあとの質疑では、参加者からの「原発で働いている人のテロ対策をめぐる意識改革が本当にできているかどうか見ただけでわかるのか」という指摘に対して、規制庁の担当者が「東京電力が組織をみずから観察する仕組みを新しく作っていて効果は出ていると判断した」と答えていました。
 また、別の参加者からは「能登半島地震もあり、事故が起きた時に逃げられるか危機感を持っている」という意見が出され、規制庁の担当者が「規制委員会としても原子力災害の対策指針について見直すべきものがないか検討が必要だと考えている」と答えていました。
 参加した70代の男性は、「どのようないきさつで処分が解除されたのか知りたくて参加しました。内容はよく理解でき、原発は必要だと思うのでしっかりやってほしいです」と話していました。
別の60代の女性は「言い訳をするために説明会をやったように感じました。地震もある中でとても不安に思っているので再稼働はしてほしくないです」と話していました。
KEY_WORD:能登2024-原子力災害対策指針-見直しへ_:NOTOHANTO-2024_:KASHIWA_: