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原電用容器を追加へ むつ中間貯蔵規制委が審査案
　04:00
　原子力規制委員会は17日、東京都内で定例会合を開き、使用済み核燃料中間貯蔵施設を運営するリサイクル燃料貯蔵（RFS、むつ市）の事業変更許可に向けた審査結果案を取りまとめた。日本原子力発電の原発から燃料を受け入れるため、加圧水型軽水炉（PWR）用の金属容器と、沸騰水型軽水炉（BWR）用の中型容器を新たに追加する内容。
　同施設は東京電力と原電が建設、2020年11月に安全審査に合格した。東電柏崎刈羽原発（新潟県）用の容器は既に許可済みで、これで東電、原電両社の原発から燃料を受け入れることが可能となる。
　新たなBWR用中型容器については、輸送された容器を仮置きする「受け入れ区域」での基数を制限するとの条件を付けた。県想定の最大津波高を2倍にした「仮想的大規模津波」によりクレーンが落下して容器が損傷した場合、敷地境界の線量が評価基準値を超えないようにするため。
　規制委は原子力委員会と経済産業相に意見聴取を行い、問題がなければ正式に許可を決定する。
　　　　　（加藤景子）