[2024_01_17_12]川内原発1、2号機の使用済み燃料プールを共用化へ 九電、原子力規制委に原子炉設置変更許可を申請(南日本新聞2024年1月17日)
 
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川内原発1、2号機の使用済み燃料プールを共用化へ 九電、原子力規制委に原子炉設置変更許可を申請

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 九州電力は17日、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の使用済み燃料プールを共用化するための原子炉設置変更許可を原子力規制委員会に申請した。使用済み燃料がたまり続ければ1号機のプールは約11年、2号機は約5年で満杯になる見通し。共用化すれば1、2号機ともに約8年で満杯になる。
 九電鹿児島支店によると、規制委の審査は2年程度を見込んでいる。2号機のプールは貯蔵可能量に近づいており、共用後は2号機の燃料を1号機でも保管できる。
 燃料プールは使用済み燃料を一時保管する施設で、1、2号機にそれぞれ設置している。現在1号機は燃料プールの容量1868体に対し1356体を、2号機は同容量1356体に対し1050体を保管する。
 玄海原発(佐賀県)では1998年から燃料プールの共用化を続ける。
 使用済み燃料を金属製の貯蔵容器に入れて保管する「乾式貯蔵施設」の導入に関して、九電は「川内原発でも技術的な検討を進めていく」としている。
 九電はほかに、事故時でも蒸気発生器への給水を可能にするタービン動補助給水ポンプについて、操作を簡素化できるポンプに取り換える申請もした。
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