[2024_01_02_16]「地震活動は当分続く可能性がある」と地震調査委 震源断層は約150キロと評価(東京新聞2024年1月2日)
 
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「地震活動は当分続く可能性がある」と地震調査委 震源断層は約150キロと評価

 22:41
 石川県能登半島で1日に発生したマグニチュード(M)7.6と推定される地震を巡り、政府の地震調査員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は2日に東京都内で臨時会合を開き、地震の震源断層は逆断層型で、北東ー南西方向に150キロ程度に及ぶとする評価をまとめた。平田委員長は会合後の記者会見で「地震活動は当分続く可能性がある」と述べ、注意を呼びかけた。
 地震調査委によると、能登半島の北岸沖の海底には、北東ー南西方向に延びる複数の活断層があることが知られていた。今回、動いた断層が、これらの事前に知られていた断層だったかは「調査に時間が必要」と述べた。
 事前に知られていた断層は、地震本部が定める「主要断層」には入っておらず、地震の規模や切迫度などを予測する「長期評価」はされていなかった。主要断層は地表などに一定の長さの断層が見つかっているものを選んでおり、能登半島付近の断層はそれにあてはまっていなかったことを理由にあげた。平田委員長は「主要断層以外も、もっと早くに評価できていればよかったが、残念」と述べた。(小沢慧一)
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