[2023_11_20_04]山口県上関町の中間貯蔵施設調査、中国電力が伐採作業の着手延期 届けの着手期限間に合わず(中国新聞2023年11月20日)
 
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山口県上関町の中間貯蔵施設調査、中国電力が伐採作業の着手延期 届けの着手期限間に合わず

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 中国電力は、原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設へ向け、山口県上関町で計画していた森林の伐採作業の着手を延期した。同町への伐採届の着手期限である19日までに準備が整わなかった。同社は「今後、再提出を検討する」としている。
 8月に中電が提出した伐採届によると、同社は自社所有地のうち0・69ヘクタールで樹木を伐採。その後、資材を運び入れるレールを敷設し、半年ほどかけてボーリング調査をする方針だった。当初、中電は9月ごろにも伐採に着手するとみられていた。
 中電は20日、「現在、ボーリング作業に向けた準備を丁寧に進めている」とし、「準備が整い次第、再提出をすることを検討する」としている。
 中電は8月、中間貯蔵施設の建設を関西電力とともに検討し、上関町で調査に乗り出すと表明。同町は国の交付金による財政安定などを理由に調査の受け入れを決めた。その後、周辺の自治体から困惑や反対の声が上がっていた。
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