[2023_10_03_01]“核のごみ”処分地「調査賛成側」過半数に 北海道 寿都町議選 (NHK2023年10月3日)
 
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“核のごみ”処分地「調査賛成側」過半数に 北海道 寿都町議選

 22時40分
 いわゆる「核のごみ」の処分地選定をめぐり、第1段階にあたる調査が全国で初めて実施されている北海道寿都町の町議会議員選挙が3日に行われ、次の段階の調査に進むことに賛成の立場の議員が過半数を占めました。選挙結果が今後の町の判断などに影響することも予想されます。
 原子力発電で出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」は、最終処分場を設けて地下300メートルより深くに埋めることが法律で定められていて、北海道寿都町では北海道神恵内村とともに処分地の選定に向けた3段階の調査のうち第1段階にあたる「文献調査」が行われています。
 「文献調査」が終わったあと、町は次の「概要調査」に進む前に、住民投票を行うことにしています。
 ただ、調査を受け入れる新たな自治体が現れることが前提だとしています。
 こうした中、9人の定員に対し12人が立候補した町議会議員選挙は3日に投票が行われ「概要調査」に進むことに賛成の立場の議員が5議席と過半数を占めました。
 町議会は処分地選定の手続きには直接関与しませんが、「概要調査」に前向きな片岡春雄町長を後押ししていくものと見られ、今後の町の判断や住民投票に影響することも予想されます。
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