[2023_09_12_03]管理区域内4カ所でプルトニウム汚染 原子力機構(東京新聞2023年9月12日)
 
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管理区域内4カ所でプルトニウム汚染 原子力機構

 07時56分
 日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所(茨城県東海村)は11日、管理区域内の部屋で、8日にプルトニウムによる汚染が4カ所で見つかったと公表した。外部への放射能漏れはなく、確認作業などをした作業員4人の健康被害もないという。
 原子力機構によると、汚染が確認されたのは、プルトニウム燃料第三開発室の粉末調製室で、現在はプルトニウムなどの維持管理に使用している。
 8日午後1時半ごろ、室内にある「グローブボックス」と呼ばれるステンレス製の密封容器を検査中の作業員が、容器の上部に目視で汚染を確認。濃度は約8・3ベクレルだった。その上に設置された別の容器の底面からも3カ所、最大約33ベクレルの汚染が見つかった。
 汚染箇所にはさびも確認されており、機構の担当者は「汚染は外から付着したものではなく、グローブボックス内部から出たと判断した」と説明。原因は調査中という。(竹島勇)
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