[2023_09_11_06]トカラ列島近海 8日以降 震度1以上290回超“1か月程度注意を”(NHK2023年9月11日)
 
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トカラ列島近海 8日以降 震度1以上290回超“1か月程度注意を”

 21時30分
 9月8日以降、鹿児島県のトカラ列島近海などでは、震度1以上の揺れを観測する地震が、11日夕方までに290回を超えています。この地震について、政府の地震調査委員会は「時々、まとまった地震が発生していて、1か月程度は揺れが続く可能性はある」として注意を呼びかけました。
 政府の地震調査委員会は、11日に文部科学省で定例の会合を開き、8月以降の各地の地震活動について検討しました。
 トカラ列島近海では、9月8日の未明以降、11日午後5時までに、震度1から震度4の揺れを観測する地震が合わせて291回発生しました。
 9月9日に158回に達したあとは、次第に減っているものの、11日未明にも、トカラ列島近海の深さ30キロを震源とするマグニチュード5.3の地震が発生し、鹿児島県十島村の悪石島で、震度4の揺れを観測しました。
 一連の地震活動の要因について、地震調査委員会は、トカラ列島近海では、フィリピン海プレートが沈み込む力が加わっていると見られるものの、現時点では特定できていないとしています。
 そのうえで、トカラ列島近海では、過去にも地震が一時的に増加したり、強い揺れを伴う地震が発生したりしていて、当分の間、強い揺れに注意が必要だと指摘しています。
 地震調査委員会の平田直委員長は「まとまった地震が時々、発生している場所で、過去の状況を考えると、今後1か月程度、揺れが続く可能性はある。強い揺れを感じたら引き続き注意をしてほしい」と呼びかけています。
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