[2023_08_23_03]処理水放出、IAEAが韓国と情報共有枠組み 懸念払拭図る(産経新聞2023年8月23日)
 
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処理水放出、IAEAが韓国と情報共有枠組み 懸念払拭図る

 2023/8/23 10:18
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は22日、東京電力福島第1原発の処理水放出計画に対する韓国内の懸念を踏まえ、韓国政府との間で放出に関する最新情報を共有する枠組みの設置で合意したと発表した。日本の放出計画は「人や環境を保護するためのIAEAの安全基準に合致している」との声明も公表し、懸念払拭を図った。
 IAEAは福島第1原発の敷地に事務所を開いており、常駐する職員が24日の放出開始後も安全基準に適合しているかどうかの監視を続ける。国際社会に対し、データをほぼ即時公開する。
 情報共有の枠組みに加え、聯合ニュースによると、韓国政府とIAEAは定期的にオンライン会議を開く方針。韓国の専門家が福島のIAEA事務所を定期的に訪問することでも合意した。
 グロッシ氏は声明で「懸念に対処する唯一の方法は、常に情報を提供し続けることだ」とした。(共同)
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