[2023_08_22_08]デブリ固めて取り出す案 福島第1、新工法を提示(共同通信2023年8月22日)
 
参照元
デブリ固めて取り出す案 福島第1、新工法を提示

 8/22(火) 22:23配信
 原子力損害賠償・廃炉等支援機構の専門委員会は22日、東京電力福島第1原発の溶融核燃料(デブリ)を充填材で固め、砕いて取り出す新たな工法を提示した。建屋を冠水させて取り出す工法などと比較し、来春をめどに優先順位を決める方針。
 新工法は、原子炉圧力容器に充填材を流し込み、デブリを固定し、掘削装置で構造物ごと粉砕して回収する。専門委は放射性物質の飛散を抑制できるとする一方、充填材の開発が必要で、廃棄物の量が増えるなど課題も指摘した。
 機構はこれまで、圧力容器内部に水をかけながら空気中でデブリを取り出す「気中工法」、原子炉全体を構造物で覆い冠水させる「冠水工法」を検討している。
 専門委で委員長を務める更田豊志・前原子力規制委員会委員長は「三つの工法それぞれに長所、短所がある。それぞれの工法で、どの時点にどういった情報、技術が必要なのか、評価して報告したい」としている。
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_:廃炉_: