[2023_08_08_04]【質問】放射能汚染水の放出により売れなかった魚は 東電や政府が買い取って関係者等で食べますか、それとも食べないで廃棄物として捨てますか? 8/2「東電本店合同抗議行動」で東京電力へ申し入れ・質問文提出 反原発自治体議員・市民連盟(たんぽぽ2023年8月8日)
 
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【質問】放射能汚染水の放出により売れなかった魚は 東電や政府が買い取って関係者等で食べますか、それとも食べないで廃棄物として捨てますか? 8/2「東電本店合同抗議行動」で東京電力へ申し入れ・質問文提出 反原発自治体議員・市民連盟

                      2023年8月2日

東京電力ホールディングス株式会社 社長 小早川智明 様

            反原発自治体議員・市民連盟 共同代表
          佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子

・放射性廃棄物で、これ以上海を汚染しては取り返しがつきません。
 福島第一原発からの放射能汚染水の放出は止めてください。
・原発から撤退し、福島第一原発の後始末と全原発の廃炉作業に専念してください。
 7月の質問へのご回答ありがとうございました。
 「トリチウムが除去できるようになるまで、タンク等で溜めておくことはできませんか?』との質問に対して、「技術がまだ確立されていないので、処理水(放射能汚染水)を流しながら、新たな技術が出てくるのを待ちます」とのご回答でした。

 このまま、放射能汚染水(処理水)をタンクで溜めておけば、時間の経過で放射能は減衰していきますし、トリチウム除去の技術ばかりか、ALPSより優れた放射能を完全に除去する技術も出てきます。
 「科学」の名を利用し、勝手に決めた基準に適合しているとして、完全には安全でないことを知っている放射能汚染水(処理水)を海に流せば、福島に再び「放射能汚染」のイメージが戻ってしまい、福島ばかりか宮城・岩手・茨城・千葉さらにその先の漁場での魚介類までが売れなくなることは明らかです。
 それは政府の言う「風評」被害ではなく、実際の経済的・社会的被害でしかありません。

 しかも、その補償を政府が支援するとなれば、その財源として税金が使われるのです。
 地球上の全ての生物の命の源である「海」は、人類が流し続けた多くの毒物や化学物質、例えば有機水銀やカドミウム・鉛などで汚染されてきましたし、自然界では分解されないマイクロブラスチックの汚染も大きな問題となっています。
 もうこれ以上、命の源である大切な海を汚染することは危険です。

 中国や韓国などの他の国でも、原発から出るトリチウムを含む放射能汚染水を海へ放出しているのだから、日本でも「放射能汚染水を流してかまわない」という理屈は通りません。
 世界最大の原発事故を起こし、放射能流出で世界中に迷惑をかけてしまった貴社東電こそが、率先して放射能汚染水の海への放出を止め、政府に働きかけ、世界に呼びかけて、ロンドン条約を超えて「全ての放射性物質の海洋放出禁止」という国際条約制定への動きを起こしてください。

【質問】
 放射能汚染水(処理水)の放出により、魚が売れなくなって補償をする場合に、売れなかった魚は東電や政府が買い取って関係者等で食べますか、それとも食べないで、廃棄物として捨てることになりますか?
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_:廃炉_: