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処理水放出「既に風評」と怒声 漁協説明会、反対の声相次ぐ
　国、東京電力が夏ごろまでの開始を目指す福島第１原発の処理水海洋放出を巡り、原発周辺を拠点とする相馬双葉漁協（福島県相馬市）は１８日、市内で国、東電との意見交換会を開いた。漁協関係者２００人超が参加。放出反対の声が相次ぎ、敷地内のタンクでの保管継続を求める意見が出た。「既に風評被害は起きている」と怒声が上がる一幕もあった。
　冒頭あいさつで、同漁協の今野智光組合長は、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）が「放出計画は国際基準に合致する」との報告書をまとめたことなどに触れ「外堀を埋められたようだが、放出に賛成するわけにはいかない」と明言した。