[2023_07_10_03]西村経産大臣、処理水放出時期は「安全確保、風評対策の取り組み確認し判断」福島第一原発視察(テレビユー福島2023年7月10日)
 
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西村経産大臣、処理水放出時期は「安全確保、風評対策の取り組み確認し判断」福島第一原発視察

 西村経済産業大臣が10日、福島第一原発を視察しました。西村大臣は、処理水の放出計画について、風評対策の取り組み状況を政府全体で確認し、放出時期を判断していくとしました。
 午前11時すぎに福島第一原発に入った西村経済産業大臣。職員から説明を受けながら、処理水の海洋放出でトラブルがあった時にその放出を止める「遮断弁」や処理水を分析する専用の施設などを確認しました。
 西村康稔経済産業大臣「(設備の)安全性の確保について着実に対応している。万全を期していることを拝見させていただいた」海洋放出の設備については、原子力規制委員会が使用前に安全性などを確認する最終検査で「問題は確認されなかった」と評価し、7月7日に検査の合格を示す「終了証」を東京電力に交付していました。これで、設備の準備はすべて整い、いつ処理水の放出を実行するかが焦点となっています。
 西村大臣は、関係者の理解なしにはいかなる処分もしないという約束は遵守するとしつつも、政府が示す夏ごろがいつまでなのかという報道陣の質問に対しては、『定義は決まっていない』と述べました。
 西村康稔経済産業大臣「具体的な海洋放出の時期は安全性の確保、風評対策の取り組み状況を政府全体で確認して判断していく」西村大臣は11日、福島県内の漁業関係者と面談をする予定で、IAEAの報告書をもとに安全性について説明し、信頼関係を構築したい考えです。
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