[2023_07_03_04]汚染された魚類、港湾内で囲い込む新たな網を設置へ<福島第一原発の1週間>(東京新聞2023年7月3日)
 
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汚染された魚類、港湾内で囲い込む新たな網を設置へ<福島第一原発の1週間>

 東京電力福島第一原発では、1〜4号機の海側にある港湾内から高濃度の放射性物質で汚染された魚類が外へ出ることを防ぐため、新たな網の設置工事を7月に始める。年内の完成を目指すという。東電が6月26日に発表した。
 東電によると、港湾内に26本のくいを打ち込み、全長約540メートルの網を設けて港湾外に魚が出ないよう囲う。網は海底から海面よりも1メートル高い地点までを覆う。これまでも同様の網はあったが、強度がより高く、腐食に強い素材に変更するという。
 港湾内では、5月に捕獲したクロソイから食品衛生法の基準(1キロ当たり100ベクレル)を大幅に上回る1万8000ベクレルの放射性セシウムを検出し、東電が対策を検討していた。
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