[2023_04_29_06]東北電の赤字額規模 過去2番目(東奥日報2023年4月29日)
 
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東北電の赤字額規模 過去2番目

 東北電力が28日発表した2023年3月期連結決算は、純損益が1275億円の赤字(前期は1083億円の赤字)だった。赤字は2年連続で、東日本大震災の影響で過去最大の赤字を記録した12年3月期に次ぐ規模となった。ロシアのウクライナ侵攻に伴う燃料価格の高騰が響いた。純損益は2200億円の赤字を見込んでいたが、燃料価格が予想より下落したことなどで、赤字幅が縮小した。
 売上高は燃料費調整額の増加などにより、前期比43・9%増の3兆72億円だった。設備の維持費を賄う借入金や社債が増え、財務の健全性を示す自己資本比率は10・5%と過去最低となった。
 期未配当は無配とする。年間を通じた無配は、13年3月期以来、10年ぶり。
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