[2023_04_25_05]審査会合の説明 新チーム主体で 原燃が規制委に説明(東奥日報2023年4月25日)
 
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審査会合の説明 新チーム主体で 原燃が規制委に説明

 日本原燃は24日、長期化している六ヶ所再処理工場などの認可審査で、体制強化に向けた新組織「ステアリング(かじ取り)チーム」について原子力規制委員会の審査会合で説明した。着実に審査を進めるため、大手電力の審査経験者を加えた同チームが原燃の実務部隊を率い、当面は審査会合での説明も担う。
 原燃の認可審査は、準備・確認不足などによる不備が相次ぎ、技術的な議論が進んでいない。原燃は打開策として、認可手続きを総括する再処理事業部副事業部長をトップに、関西電力の2人を加えた計5人の新チームを今月発足させた。
 チームは説明事項の全体を把握し、実行可能なスケジュールを策定、その進捗を管理する。また、現場が作成する資料も自ら確認し、内容を会合で規制委に説明する。
 審査に当たる原子力規制庁の担当者は「(電力支援を中心としたチームの設置は)相当イレギュラー(異例)な対応。原燃社員が今後、しっかり対応できるよう人材育成をしなければいけない」と指摘した。
     (加藤景子)
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