[2023_03_30_03]東北電、値上申請内容を再提出(産経新聞2023年3月30日)
 
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東北電、値上申請内容を再提出

 東北電力は30日、家庭向け規制料金の値上げの申請内容を見直して経済産業相に再提出した。同社が取材に明らかにした。新たな平均値上げ幅は「(経産省との)会合で決められることなので回答を差し控える」としている。資源価格の下落傾向を受け、燃料費の再計算を求める政府の要請を踏まえて、前回申請した平均32・94%から圧縮したとみられる。
 これに先立ち樋口康二郎社長は記者会見で「早期の値上げ実施を希望する。遅れるほど収支状況が厳しくなる」と語った。東北電は当初、4月の値上げを目指していたが、先送りとなる影響で4月は約70億〜80億円の損失が生じるという。
 値上げ幅は、直近の液化天然ガス(LNG)価格下落などを反映して再計算した。
 また樋口氏は、経営状況を踏まえ、昨年8月から最大10%自主返上している役員の月額報酬に関し、今月としていた期限を令和6年3月まで延長すると表明した。
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