[2023_03_29_07]原発事故「3つの検証」総括委員会 池内了委員長の任期を更新しない見通し【新潟】(新潟テレビ212023年3月29日) |
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県の「原発事故に関する3つの検証」をとりまとめる検証総括委員会について、県は意見の違いから池内了委員長の任期を更新しない見通しとなりました。 28日、県の幹部が京都市にある池内委員長の自宅を訪れ、委員会の運営方法について話し合いましたが合意は得られず、平行線に終わりました。対応について花角知事は。 ■花角知事 「どうしてお願いしたことをやっていただけないのか私としても理解できない。状況の変化が見込めないなら何か別のやり方を考えないといけないかもしれない」 池内委員長が3月末に任期を迎えることから、県は池内委員長が外れた形で委員会の報告書をとりまとめるとみられます。 ■花角知事 「まとめは何かやらなきゃいけないという思いはある。やった上で再稼働に関する議論を始めたい」 一方、池内委員長も県庁で会見を開きました。 ■検証総括委員会 池内了委員長 「ベクトル・方向が違うということで受け入れるとしか言いようがない。歴史的な文書ができるはずだったのにできなかったのは非常に残念」 県の対応は「事実上の解任」として無念さをにじませつつ、今後の対応に言及しました。 ■検証総括委員会 池内了委員長 「勉強したし、その都度まとめた文書もあるので私の社会的責任として、私自身が考えてきた総括のあるべき姿を文書で提示したい」 一方、花角知事は柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる議論の進め方も説明しました。 ■花角知事 「3つの検証は再稼働を判断する材料を手に入れるためだった。一つ材料はでき上った。今後は様々な他にも議論の材料がある」 県の技術委員会で続いている柏崎刈羽原発の安全性に関する議論や、原子力規制委員会の東京電力に対する追加検査なども判断の材料にする考えを改めて強調しました。 |
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