[2023_02_17_09]東海第二原発運転差し止め控訴審、新たな裁判長が決定 前任者は経歴を問題視される(東京新聞2023年2月17日)
 
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東海第二原発運転差し止め控訴審、新たな裁判長が決定 前任者は経歴を問題視される

 日本原子力発電(原電)が再稼働を目指す東海第二原発(茨城県東海村)の周辺住民が原電に運転差し止めを求めた訴訟の控訴審で、裁判長が過去の原発訴訟に国側の立場で関与した経歴が問題視されたことを受け、東京高裁で審理を担当する新たな部が決まったことが分かった。相沢哲裁判長が担当する。
 当初の裁判長が法務省訟務局に出向し、原発を巡る複数の訴訟で国側代理人を務めていたことなどに住民側が反発。1月末の第1回弁論期日の直前に、担当替えの方針が住民側に伝えられていた。
 相沢氏は東京、横浜地裁の部総括判事のほか、法務省では民事局の参事官や商事課長を務めた。住民側代理人の海渡雄一弁護士は「正当に担当替えが行われたと思う」と話した。
 訴訟で2021年3月の1審水戸地裁判決は、避難計画に不備があるとして運転を認めず、原電、住民側ともに控訴した。 (小嶋麻友美)
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