[2023_02_11_05]原発回帰 閣議決定 「断固反対」 官邸前で市民ら(赤旗2023年2月11日)
 
参照元
原発回帰 閣議決定 「断固反対」 官邸前で市民ら

 岸田文雄政権が新たな原発推進政策を含むGXの基本方針を閣議決定したことを受け10日、原発推進ノーの声をあげようと市民ら100人が首相官邸前で抗議集会を行いました。国際環境NGO「FoE Japan」、さようなら原発1000万人アクション実行委員会などが呼びかけました。
 FoE Japanの満田夏花事務局長は、原発は新設にも、再稼働にも巨額の費用がかかると指摘したうえで、「全く経済合理性のない原発、原子力産業をただただ維持するためだけに、今回のGX方針によって、国民の公的リソースがつぎ込まれている。未来世代のために、今回のGX方針に断固として反対したい」と訴えました。
 全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、「核の問題について、(問題発生時の)治療法は今の医学にはなく、無害化はできない。そんな核は、人類は持つべきではない」と強調。また、「東京電力福島第1原発の事故から12年になるが、事故の原因は究明できていない。その中で原発を再稼働すれば、次の事故は必ず起きる」と語り、岸田政権の方針に抗議する声をあげていこうと呼びかけました。
 参加者らは、首相官邸に向かって、「原発回帰反対」「運転規制上限撤廃反対」「新増設反対」などとコールしました。
KEY_WORD:岸田首相_次世代-原発_検討指示_:FUKU1_: