[2023_02_08_12]「規制」行政の二人のトップに怒っています 原子力規制委員会委員長 山中 伸介さま 原子力規制庁長官 片山 啓さま 申入れ(山中伸介委員長・片山啓長官の辞任を求めます) 2023年2月8日 永野 勇(千葉県市原市在住)(たんぽぽ2023年2月8日)
 
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「規制」行政の二人のトップに怒っています 原子力規制委員会委員長 山中 伸介さま 原子力規制庁長官 片山 啓さま 申入れ(山中伸介委員長・片山啓長官の辞任を求めます) 2023年2月8日 永野 勇(千葉県市原市在住)

 私は今、お二人に大きな怒りをもってこの申し入れを書いております。
 私がお二人に疑問と大きな怒りを覚えたのは、規制庁職員による内部告発で出された資料に基づき昨年12月21日に開かれた原子力資料情報室による緊急記者会見からであります。
 私は、この内部告発を高く評価しています。なぜかというと規制庁内に法に基づき中立公正な立場の人がいる事、規制庁内部が推進側に傾いていることが発覚したからであります
 この12月21日の定例記者会見では、これについて記者から厳しい質問がだされ、規制庁として調査・回答を約し、12月27日に「原子力規制庁記者ブリーフィング」が開催されました。
 規制庁からは、「運転期間の見直しに係る資源エネルギー庁とのやり取りに関する経緯について」という2枚の資料と、問題になった資料1枚が配られました。

 原子力資料情報室が緊急記者会見で示した資料そのものは、規制庁総務課法令審査室で環境省本省への説明資料として作成したものであることが判明。
 この3枚の資料をみて、いったい何をやっているんだという怒りがさらに大きくなりました。

 それは、昨年7月27日の第1回GX実行会議の翌日に、資源エネルギー庁との1回目の面談(実質的な打ち合わせなので以下事前協議と呼ぶ)を開始し6回目までは規制委員長に内緒で実施していた。
 そしてその間に片山長官を筆頭に3回の事務方の会議をこれまた規制委員長に内緒で実施していました。

 これらから分かることは、片山長官の意思により、山中委員長の指示を受けずに事前協議を開催していたといわざるを得ない事実である。
 またこのような事前協議に対して昨年の12月21日の定例記者会見で、記者からいろいろな質問が出されたが山中委員長は、運転延長の事前準備であっても特段問題ではないという考えを繰り返すばかりであった。

 お二人に共通しているのは市民感覚からずれている事である。
 少しさかのぼって調べてみたところ、原子力規制委員会側の要請により、平成29年1月18日に第1回主要原子力施設設置者(被規制者)の原子力部門の責任者との意見交換会を開催。現在までに計16回開催している。
 第1回の意見交換会では直面する課題として、1.再稼働 2.稼働率の向上 3.40年超運転 4.新増設・リプレースが事業者側から提起されたが、これらはいずれも今回のGX会議で決定された事項であり、規制委員会・規制庁が「規制の虜」に陥っていることは明らかである。

 トップの座にありながら、推進側の要請を受け入れ運転期間の延長を容認したことは原子力規制委員会・原子力規制庁としてあるまじき行為であり、法に触れたにとどまらず多くの国民の信頼を裏切るものであり到底容認することは出来ません。
 どうかこのことを真摯に受け止め、辞任することを強く申し入れるものであります。
KEY_WORD:原発_運転期間_延長_: