[2023_02_07_06]水揚げされたスズキから基準超える放射性物質検出 出荷停止に(NHK2023年2月7日)
 
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水揚げされたスズキから基準超える放射性物質検出 出荷停止に

 福島県いわき市の沖合で7日水揚げされた魚のスズキから、福島県漁連が自主的に設けた基準を超える放射性物質が検出され、県漁連は、スズキの出荷を停止しました。
 福島県漁連によりますと、7日朝、いわき市の沖合8.8キロ、水深75メートルほどの漁場でとれたスズキから県漁連が自主的に設けた基準を超える放射性物質が検出されました。
 その後、県の機関で詳しく調べたところ、放射性物質のセシウム137が1キロあたり85.5ベクレルの濃度で検出されました。
 これは、国の食品の基準の1キロあたり100ベクレルを下回っていますが、県漁連が自主的に設けた基準の50ベクレルを上回っています。
 このため、県漁連は、7日県内で水揚げされたすべてのスズキを回収し、自主基準を下回る値が一定期間続くようになるまで出荷を自粛することにしました。
 スズキの出荷の自粛は、およそ5年前の2018年4月に国の出荷制限が解除されてから初めてです。
 県内では去年1月に相馬市の沖合でとれたクロソイから、国の基準を超える放射性物質が検出され、いまも出荷制限が続いています。
KEY_WORD:汚染水_:福島県沖スズキ_県漁連独自_セシウム基準値超え_: