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現職5人落選、新人7人当選／青森市議選
　任期満了に伴う青森市議選は30日、投開票が行われ、新議員32人が決定した。定数3減の狭き門となった今回、41人が激戦を展開。現職は出馬した29人のうち5人が落選して24人が当選、新人は9人中7人が当選した。投票率は38.80％で、2018年より2.61ポイント低下し、補選を除き初めて40％を割り込んだ。過去最低の更新は8回連続（補選を除く）。
　政党別では、自民党9人が当選し、うち元職1人が復活。立憲民主党3人、2新人を含む共産党は6議席を獲得した。公明党は4人全員、社民党と参政党はそれぞれ1議席を獲得。無所属は現職6人、新人2人が当選した。
　トップ当選は新人の関貴光氏で4262票を獲得した。投票率とともに注目された当落ラインは1725票で、前回の1666票から59票上がった。
　今回選挙は明確な争点が見当たらず、各陣営関係者からは「有権者の関心が高まっていない」と投票率低下を懸念する声が上がっていた。
　候補者は2期目を迎えた小野寺晃彦市長の市政評価や、雪対策、子育て支援などについての主張を展開したほか、青森市と県が整備する方針を固めている県立中央病院と青森市民病院の統合新病院などを巡り論戦を繰り広げたが、有権者の関心は高まらなかった。
　今回は定数が3削減され、引退した現職6人を上回る新人・元職候補が立候補した。現有2議席の浪岡地区は元職2人を含め4候補が出馬。激戦を繰り広げ、現職2人と元職1人の計3人が当選を果たした。

【青森市議選の開票結果】（選管最終）
（定数32−41）
▽有権者数　234,834　
▽投票者数　91,125　
▽投票率　38.8％
当　4,262　関　　貴光　30　無新
当　3,723　花田　明仁　70　自現
当　3,451　澁谷　洋子　40　自現
当　3,166　村川美登利　49　共現
当　2,874　奈良岡　隆　71　無現
当　2,809　小倉　尚裕　65　自元
当　2,807　山本　武朝　64　公現
当　2,788　藤田　　誠　69　立現
当　2,776　竹山　美虎　61　無現
当　2,773　奈良　祥孝　62　立現
当　2,747　大矢　　保　72　自現
当　2,707　中田　靖人　51　自現
当　2,594　軽米智雅子　61　公現
当　2,522　蛯名　和子　69　立現
当　2,514　舘山　善也　55　無現
当　2,442　木下　　靖　62　無現
当　2,272　山田　千里　54　共新
当　2,257　工藤　夕介　48　公新
当　2,254　里村　誠悦　74　自現
当　2,227　木戸喜美男　69　自現
当　2,209　長谷川章悦　73　自現
当　2,131　相馬　純子　62　共新
当　2,106　赤平　勇人　32　共現
当　2,064　万徳菜穂子　59　共現
当　2,055　工藤　　健　65　無現
当　2,044　天内　慎也　48　共現
当　2,013　小豆畑　緑　76　自現
当　2,009　渡部　伸広　55　公現
当　1,889　木村　淳司　31　参新
当　1,783　柿崎　孝治　61　無新
当　1,783　小熊ひと美　67　社新
当　1,725　中村美津緒　48　無現
　　1,631　丸野　達夫　56　無現
　　1,559　奥谷　　進　88　自現
　　1,525　神山　昌則　74　無現
　　1,359　山崎　翔一　32　無現
　　1,337　中村　節雄　62　自現
　　　957　福田　孝平　44　無新
　　　682　工藤　幸造　68　無元
　　　571　工藤　正之　58　無新
　　　330　杉浦　清剛　91　無元
※案分票は小数点以下切り捨て