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【山口】中国電力が、祝島の原発反対派団体に対し海のボーリング調査妨害しないよう求める調停は、不成立で終了
　中国電力が、祝島の原発反対派団体に対して海のボーリング調査妨害しないよう求める調停が5日に行われた。
　調停は不成立で終了している。
　上関原発建設予定地の下に活断層があるかどうかを調べるための海のボーリング調査について、中国電力が実施を試みる度に原発建設に反対する祝島の住民らが予定海域に漁船を出すなどしたため、これまで調査は見送られていた。
　ボーリング調査を巡る祝島側の行動は、2014年に成立した「中国電力が地質などの調査を行う際は妨害しない」という和解に反するとして、中国電力は是正するよう求めていた。
　しかし祝島側が応じなかったため、「第三者を交えての話し合いが必要」と判断、ことし7月に柳井簡易裁判所に調停を申し立てた。
　祝島側の代理人弁護士によると、5日の調停で祝島側は和解内容にボーリング調査は含まれないなどと主張。
　一方、中国電力側は「法律論的な論争はするつもりがない」と述べ、合意に達する見込みが無いことから調停は不成立で終了したという。
　清水さん
　「何のための調停だったのか、本当に私たちを馬鹿にしとるのかとしか受け取れない」5日の調停について中国電力は「何とか話し合いで解決したいと考えていたがご理解を得られなかったことについては残念である」とコメント、今後の対応について代理人弁護士などとも相談しながら検討していくとしている。