[2022_09_22_01]福島第1原発付近 大規模地滑り跡か 規制委、公開議論へ(東奥日報2022年9月22日)
 
 原子力規制委員会は21日の定例会合で、東京電力福島第1原発の近くで過去に大規模な地滑りがあったとの文献が見つかったとして、公開の会合で東電から説明を受け議論することを決めた。敷地内で地滑りが起きる恐れがあると判断されれば、地盤改良などが必要になる可能性がある。
 地震担当の石渡明委員が要請した。1994年の旧通商産業省地質調査所の文献によると、第1原発敷地から南へ約500bの場所に約1`四方にわたる地滑り跡があった。
 石渡委員は今年4月の第1原発視察時に地形を確認しようとしたが、福島県内の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設が建設されて地形が変わってしまっていたという。東電は2013年と18年に環境省が実施した地質調査を基に、地滑りの可能性を否定している。
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