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風評被害の賠償基準は「年内に公表」 福島第一原発の処理水海洋放出＜宮城＞
　海への放出が予定されている福島第一原発の処理水の風評対策について話し合う会議が開かれ、「年内をめどに賠償基準を公表する」方針が示されました。
　この会議は、県や国、漁業関係者などが参加したもので、17日は国が県などの要望を受けて改定した新たな対応を説明しました。
　説明によりますと、福島県のみを対象としていた漁業担い手確保事業について、宮城を含む6県に拡充するほか、これまで「早期に公表する」としていた風評被害の賠償基準を「年内をめどに公表する」ということです。

―村井知事
　「立ち止まって足踏みをしているのではなく少しずつ前に進んでいるなと印象を受けました。ただ県民の考え方は海洋放出へは反対だということなので最後まで反対であることを言い続けたい」
　一方、参加した漁業関係者からは、「すでに風評被害が発生している中で、1日も早い対応を求める」などの声があがりました。
　処理水の海洋放出は早ければ来年春ごろからを予定していて、先月からは放出に使う海底トンネルの設置工事が始まっています。