[2022_09_03_04]原発建屋冠水「水の管理可能」 デブリ搬出工法で原賠機構(東京新聞2022年9月3日)
 
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原発建屋冠水「水の管理可能」 デブリ搬出工法で原賠機構

 東京電力福島第1原発の溶融核燃料(デブリ)取り出しのため原子炉建屋全体を構造物で囲い水没させる「冠水工法」について、廃炉を支援する原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名元(やまなはじむ)理事長は3日、漏水などの懸念に対し「初期の設計検討では、水の管理は十分にできると考えている」と述べた。
 山名氏は福島県いわき市で開かれた廃炉の現状を説明する会合で、デブリ取り出し量を増やす方法として、従来想定してきた空気中で取り出す工法と合わせ、冠水工法を紹介。「水に漬けると放射線はほとんど出ず、外部への影響もほぼゼロになる」との見方を示した。会合には政府や東電の担当者、地元首長らが出席。
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