[2022_07_31_02]脱「脱原発」? ガス不足の危機迫るドイツ、稼働延長に現実味(毎日新聞2022年7月31日)
 
参照元
脱「脱原発」? ガス不足の危機迫るドイツ、稼働延長に現実味

 ロシアが欧州への天然ガス供給を止めるとの懸念が高まる中、ドイツ政府は今年末までに稼働停止を決めていた国内の原発3基を来年以降も稼働させるかの検討に入った。一貫して稼働延長に反対してきた連立与党の「緑の党」からも、延長容認とも取れる声が出始めている。ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、ドイツでは年内の原発の完全な稼働停止を断念する可能性が浮上してきた。
 「もし病院が機能しないような緊急事態が起こるとすれば、その時は原発の燃料棒について話さなければならない」。緑の党のカトリン・ゲーリングエッカート連邦議会副議長は、7月24日に独公共放送ARDの番組に出演。ロシア産ガスの供給が途絶え、電力が不足するような場合、原発の稼働延長もあり得るとの見方を示唆した。

 ロシアが天然ガス供給大幅減

 稼働延長が現実味を帯び始めた背景には、ロシアがガス供給を大幅に減らし、暖房需要が高まる今冬にガスが不足するとの危機感がある。ロシア国営ガス大手ガスプロムは6月中旬以降、ドイツとつながる天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」を経由したガス供給量を削減し、現在は2割にまで制限した。カナダに修理に出したタービンの返却が遅れていることなどを理由にしているが、厳しい経済制裁を科す欧州に揺さぶりをかけ…(後略)

               2022年 8 月 1 日
 検察審査会の全面的な検察庁の誤りの指摘に関する弁護団声明
               関電不正マネー還流事件刑事告発弁護団
               団長 河合弘之
               事務局長 加納雄二
KEY_WORD:ウクライナ_原発_: