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伊方原発 テロ対策施設で不具合
　四国電力は伊方原子力発電所で去年完成したテロ対策の施設について、プラントを監視する設備の部品が足りていなかったと発表しました。すでに部品は補充し、運転への影響はないということです。
　四国電力や愛媛県が会見で説明したところによりますと、去年伊方原発3号機に完成したテロ対策などのための施設「特定重大事故等対処施設」について、今月（7月）5日メーカーから「部品が足りない可能性がある」と連絡があったということです。
　このため四国電力が点検したところ、3号機のプラントを監視や制御する複数の設備で部品が足りていなかったことが分かり、8日までに部品を補充して復旧させたということです。
　この不具合による原発の運転への影響はないとしています。一方でテロ対策の施設が完成した去年10月5日から7日までの間、原発の保安規定に定める条件を一時的に満たしていなかったことになるため、四国電力はこの事案を国にも報告したということです。
　四国電力は、今後、メーカーと連携し、部品が足りていなかった原因を詳しく調査することにしています。