[2022_07_08_02]放射性廃液の冷却トラブル 原子力規制委などに報告 日本原燃(NHK2022年7月8日)
 
参照元
放射性廃液の冷却トラブル 原子力規制委などに報告 日本原燃

 青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で高レベルの放射性廃液を冷却する機能が一時停止したトラブルについて、事業者の日本原燃は重大事故を防ぐ機能が喪失するなどした際の法律に基づく「法令報告」に該当すると判断し、8日、原子力規制委員会などに報告しました。
 六ヶ所村の再処理工場では今月2日、高レベルの放射性廃液を保管するタンクの1つで、廃液を冷却する設備の機能がおよそ8時間にわたり停止し、24度ほどだった廃液の温度が一時、32度まで上昇しました。
 このトラブルについて、日本原燃は8日、重大事故を防ぐ機能が喪失するなどした際の法律に基づく「法令報告」に該当すると判断し、原子力規制委員会や県などに報告しました。
 日本原燃は、廃液の温度の上昇が32度までだったことから、当初は大幅な温度上昇とはとらえていなかったとしています。
 一方、今回のトラブルでは冷却用の水を循環させる配管の仕切り弁が閉じられていたことがわかっていますが、原因について、弁を開け閉めするバルブを誤って操作した可能性もあるということです。
 日本原燃は、当時の担当者などへの聞き取り調査を進めて、原因がわかりしだい、原子力規制委員会などに報告するとしています。
KEY_WORD:六ケ所_高レベル廃液_冷却8時間停止_:ROKKA_: