[2022_07_06_01]原燃社長「地元に心配かけた」/廃液冷却停止(東奥日報2022年7月6日)
 
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原燃社長「地元に心配かけた」/廃液冷却停止

 日本原燃の増田尚宏社長は6日、六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)で高レベル放射性廃液を冷やす安全機能が約8時間にわたり停止したトラブルを受け、「地元の皆さまにご心配をおかけした」と語った。
 同日、原燃が六ケ所村の文化交流プラザ・スワニーで開いた安全大会の冒頭あいさつで述べた。同社が3日にトラブルについて発表後、増田社長が公の場で発言するのは初めて。
 増田社長は「このトラブルから、さまざまな反省すべき点が出ている。これらをしっかり設備、業務に反映していく」と強調。その上で「地元の信頼があってこその原燃であることを忘れず、無事故・無災害・ノーヒューマンエラーを実現しよう」と安全大会の参加者に呼びかけた。
 増田社長はこの日、報道各社の取材には対応しなかった。原燃の広報担当者は「トラブルの原因が分かり次第、地元には早期に説明したい」と話した。
 安全大会は例年この時期に実施しており、グループ会社などを含めて約300人が出席した。同社によると、2021年度の労災件数は45件で、過去5年間で最多。広報担当者は「完工に向けた安全対策工事が集中したのに加えて、豪雪で雪害事故が増えたため」としている。
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