[2022_06_22_01]福島県の内堀雅雄知事にはALPS処理汚染水 海洋放出を止める権限があります 東電から出されている海洋放出のための工事の事前了解をしなければ良い 「6.21県庁前で訴えよう!内堀知事、みんなの海をまもって!」 福島県庁前集会に参加 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)(たんぽぽ2022年6月22日)
 
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福島県の内堀雅雄知事にはALPS処理汚染水 海洋放出を止める権限があります 東電から出されている海洋放出のための工事の事前了解をしなければ良い 「6.21県庁前で訴えよう!内堀知事、みんなの海をまもって!」 福島県庁前集会に参加 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 
◎ 6月21日(火)参加者は約100人でした。集会は11時30分から13時まで、その後14時からアオウゼ多目的室で報告会がありました。
 「福島県の内堀雅雄知事には、ALPS処理汚染水海洋放出を止める権限があります。東電から出されている海洋放出のための工事の事前了解をしなければ良いのです。」
 呼びかけ人は(敬称略)大河原さき、織田千代、片岡輝美、澤井正子、千葉由美、橋本あき、満田夏花、武藤ルイ子、谷田部裕子の9人でした。

◎ この日は県議会の初日で知事だけでなく県議会議員もいるために県庁の前で訴えました。
 「海をこれ以上汚さないで!汚染水の放出を承認しないで!」
 京都から駆けつけた宇野さえこさんは、2010年にやはりこの場所で集会に参加したそうです。そのときは福島県が福島原発のプルサーマル発電を認めるかどうかが問題だった時で、知事は佐藤雄平氏で内堀雅雄氏は副知事でした。
 県のプルサーマル発電承認が翌年の事故につながったという苦い思い出があります。
 久しぶりのシュプレヒコールもありました。「内堀知事はみんなの海を守ってください!汚染水放出工事の認可をしないでください!」
 替歌も歌いました。「海は広いな大きいな、月はのぼるし日が沈む、海でつながるこの世界 流すな原発汚染水」

◎ 報告会でも多くの人が発言しました。
 11年前の原発事故に国と東電に責任があるが、佐藤雄平にも内堀雅雄にも責任があるという発言もありました。
 小児甲状腺がん患者を支援している「あじさいの会」の千葉さんは、先日の甲状腺がん裁判のときの様子を話してくれました。あの原告の陳述は他の原告も法廷で聞いていたそうです。姿かたちはわからないようついたてで隠されていたそうです。陳述を聞いていた傍聴人はすすり泣きしましたが、他の原告は大泣きしたそうです。それを聞いて裁判所の職員が「ごめんね、ごめんね」と言っていたそうです。

◎ 「いわき放射能市民測定室たらちね」のボランティア測定員の方が発言し「国はトリチウムは弱い放射線で問題ないといっているが、大嘘だ。ベータ線は近距離しか飛ばないと言っても、口から入れば内部被ばくし近距離の細胞を攻撃する。特に脳細胞と生殖細胞がやられる。発達障害や免疫不全などがおこる」と言っていました。
 「たらちね」は汚染水が放出される前に魚類の放射能濃度のデータを急いで集めようとしています。そのデータを放出後のデータと比較するためです。
 この作業は本来は東京電力と国が行うべきことですが、規制委員会の審査書案を読んでもどこにも書いてありません。欠陥審査書です。
 パブコメは締め切られましたが、これからも審査書は欠陥だらけだと言い続けましょう。
KEY_WORD:汚染水_: