[2022_06_19_07]地震 気象庁「今後1週間程度 最大震度6弱程度の地震に注意を」(NHK2022年6月19日)
 
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地震 気象庁「今後1週間程度 最大震度6弱程度の地震に注意を」

 2022/6/19 17:56 2022年6月19日 17時56分
 今回の地震について、気象庁の鎌谷紀子地震津波監視課長は午後5時5分から記者会見を開き「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっている。今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい。やむをえない事情がないかぎり、危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてほしい」と呼びかけました。
 そのうえで「揺れの強かった地域では今後、1週間程度、最大で震度6弱程度の揺れを起こす地震に注意してほしい。この地域では1年以上、地震活動が続いていて、当面継続すると考えられるので引き続き注意してほしい」と述べました。

 2020年ごろからの地震活動の中では最大規模か

 鎌谷紀子地震津波監視課長は「石川県能登地方はこれまでもマグニチュード6クラスや5クラスの地震がときどき発生する場所で、2007年には能登半島地震が起きている。最近では2020年12月ごろから地震活動が活発となっている。活動は主に4つの領域に分かれていて今回の地震は北東側の領域で起きたが、地震による津波は発生していない。1年以上続く一連の活動の中では今回は最大規模のものが起きたと考えているが、特段、変わったことが起きたとは考えていない」と述べました。

 夜間は安全な場所で土砂災害にも注意を

 鎌谷紀子地震津波監視課長は記者会見で「大きな地震活動の後には、同じ規模か、やや大きい地震が続く場合があり、夜の間は物が落ちてきたり倒れてきたりしない場所で過ごしてほしい」と述べました。
 また、気象の担当者は強い揺れのあとには土砂災害の発生するおそれが高まることなどを念頭に「19日夜から20日にかけての石川県は曇りや晴れで、山沿いを中心ににわか雨があるかもしれないが大きくは崩れないと予想されている。6月23日ごろからは曇りや雨が予想され、その後、雨量が多くなるおそれがあり、天気のよいうちに備えを進めてほしい。崖の近くに住んでいる人はハザードマップや避難経路などの確認をしてほしい」
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