[2022_06_08_06]紛失パネルは背面左側/航空祭で米軍三沢機(東奥日報2022年6月8日)
 
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紛失パネルは背面左側/航空祭で米軍三沢機

 山口県で開かれた航空祭に参加した米軍三沢基地所属のF16戦闘機が機体パネルを紛失した問題で、なくなったのは操縦席後ろの背面左側部分だったことが7日、東北防衛局などへの取材で分かった。
 飛行後に行った機体の点検で判明した。パイロットの技能や航空機の性能を示す目的で行われる「展示飛行」の最中、落下した可能性がある。現時点でパネルの発見や被害の情報は入っていない。
 防衛省が米軍に対し、詳しいいきさつを確認しているが、今のところ回答はないという。
 航空自衛隊防府北基地(山口県防府市)での航空祭は5日に行われ、米軍三沢基地からF16戦闘機1機が参加した。機体は午後1時15分ごろ、米軍岩国基地を出発。南西に約70キロ離れた防府北基地上空で同25〜35分ごろ展示飛行を終え、同44分ごろ米軍岩国基地に戻った。
 なくなったパネルは縦横約25センチで重さは約1.8キロ。機体が三沢基地に戻ってきたかどうかは、確認できていないという。
 紛失問題を受けて県や三沢市、東北町、三沢市基地周辺町内連合会は7日、米軍三沢基地と東北防衛局に対し原因究明と再発防止を要請。要請文書では「住民に不安を与えるもので誠に遺憾」「一歩間違えれば大事故につながりかねない事案」などとしている。
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