[2022_06_07_01]審査は長期化…さらに「運転差し止め」判決 再稼働見えない泊原発 原子力規制委員会が視察 北海道(北海道放送2022年6月7日)
 
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審査は長期化…さらに「運転差し止め」判決 再稼働見えない泊原発 原子力規制委員会が視察 北海道

 津波対策が不十分だとして、先週、「運転差し止め」の判決が出された北電の泊原発を、今度は、運転させるかどうかを審査する原子力規制委員会が訪れ、津波対策の現状を視察しました。
 今回、泊原発を視察したのは、原子力規制委員会の委員ら4人です。
 泊原発をめぐっては、先週の31日、札幌地裁が「津波に対する安全性の基準を満たしていない」として「運転差し止め」の判決を出しました。
 北電は、津波対策として、これまでの防潮堤に代わって、新たに岩盤に基礎を固定した防潮堤を造る方針で、委員らは、その位置や設置方法を視察しました。

 原子力規制委員会 山中伸介 委員
 「(新たな防潮堤の)設置の形状や設置の場所について、こういうところが問題になりそうだというのは、私自身理解できた」
 泊原発が運転を停止してから10年余り。再稼働に向けた審査は長期化していて、終わりのめどは立っていません。
 原子力規制委員会 山中伸介 委員
 「(規制委の質問に)迅速に正確に答えるという北電側の体制・姿勢を強く望みたい。無駄な時間を審査に費やしたくない」
 一方、「運転差し止め」の判決について、山中委員は「裁判そのものの結果について申し上げる立場にはない」と述べるにとどまりました。
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