[2022_06_05_01]東電、避難者訴訟原告に謝罪 社長名で、最高裁決定受け 福島(時事通信2022年6月5日)
 
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東電、避難者訴訟原告に謝罪 社長名で、最高裁決定受け 福島

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難者が東電に損害賠償を求めた集団訴訟で、東電に対する賠償命令が3月に最高裁で確定したのを受け、東電ホールディングス(HD)福島復興本社の高原一嘉代表らが5日、福島県双葉町で原告・弁護団と面会し、小早川智明社長名で謝罪した。
 東電が集団訴訟の原告側に社長名で公式謝罪するのは初めてという。
 高原代表が福島地裁いわき支部に提訴した原告・弁護団に、社長名の謝罪文を代読。「津波による被害の甚大さについて、事故の当事者として責任を痛切に感じている」などと述べ、頭を下げた。
 面会後、記者会見した早川篤雄原告団長は「社長が来なかったことに怒りを覚えるが、今回の謝罪は一歩前進だ。今後、復興と廃炉に向けた責任を証明してほしい」と語った。
 弁護団の小野寺利孝共同代表は「『あやまれ・つぐなえ・なくせ』をスローガンにやってきた。本日を機に、国などへの具体的な政策要求に移っていきたい」と強調した。
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