[2022_05_31_11]能登地方で地震頻発 京大の准教授が観測機器を確認(北陸朝日放送2022年5月31日)
 
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能登地方で地震頻発 京大の准教授が観測機器を確認

 石川県珠洲市を中心に発生している群発地震。調査・研究を行っている京都大学防災研究所の西村卓也准教授が珠洲市を訪れ、観測機器の状況などを確認しました。能登半島では31日も午後3時50分ごろに震度2を観測する地震が発生するなど、今年に入り震度1以上の地震が67回起きています。京大防災研究所の西村准教授は去年、金沢大学と共同で珠洲市内4カ所に衛星測位システム「GPS観測機器」を設置し、市内の地殻変動を観測しています。31日は観測機器の点検のため珠洲市を訪れました。西村准教授によると、去年9月から今年3月ごろまでの観測で、珠洲市の大谷小中学校と三崎中学校の間で、地面が1.5センチ広がる地殻変動が確認されています。西村准教授は地下深くにある水のような流体の圧力が、地震の原因ではないかとみています。西村准教授は今後も金沢大学と共同で観測を続け、能登地方で頻発する地震のメカニズム解明に向けた研究を進めます。

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