[2022_05_20_03]補正申請さらに先送り/原燃再処理工場 初回の設工認(東奥日報2022年5月20日)
 
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補正申請さらに先送り/原燃再処理工場 初回の設工認

 日本原燃が六ケ所再処理工場の安全対策工事に必要な「設計・工事計画の認可(設工認)」について、月内を目指していた初回分の補正申請をさらに先送りすることが19日、原子力規制庁が公開した原燃との面談録で分かった。補正前に提出しなければならない説明資料の作成が遅れているため。3分割した設工認は初回分も認可に至っておらず、原燃が掲げる本年度上期(4〜9月)の完工目標達成は一層厳しさを増している。
 面談録によると、原燃は説明資料の提出を「6月上旬まで」と繰り延べる方針を17日に示した。これにより補正は早くても6月上旬以降となった。さらに、準備が整わないため5月末の審査会合を見送った。
 また、設工認対応の責任者を務める原燃役員のマネジメントに疑義があると規制庁側が4月27日に指摘。面談録によると、原燃役員は説明資料の取りまとめが終わっていないにもかかわらず「全て終了したので提出する」と規制庁に連絡、資料の確認もしていなかった。原燃側は「真摯(しんし)に受け止めしっかり対応できるよう改善する」と回答したという。
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