[2022_04_14_03]第1原発1号機の大型カバー設置工事開始 遠隔操作で作業(福島民友2022年4月14日)
 
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第1原発1号機の大型カバー設置工事開始 遠隔操作で作業

 東京電力は13日、福島第1原発1号機の建屋を覆う大型カバーの設置工事を始めた。がれき撤去に伴う放射性物質の飛散や雨水の流入防止を目的とした工事で、作業員の被ばく防止のため、遠隔操作で作業を進める。来年度中の完成を目標としている。
 カバーは南北に約66メートル、東西に56メートルの大きさで、高さは地上約68メートル、重量は約7900トン。工事初日は建屋の外壁にボルトを打ち込むための穴を空ける作業を実施した。
 建屋内には使用済み核燃料392体が残っており、カバー設置後は燃料プールがあるフロアでがれき撤去や除染、放射線の遮蔽(しゃへい)、取り出し設備の設置などを進める方針だ。東電は1号機の使用済み核燃料の取り出しについて、2027〜28年度の開始を目指している。第1原発では、使用済み核燃料は1号機のほかに2、5、6号機に残っている。
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