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核ごみ議事録訴訟、控訴せず 地裁判決で北海道寿都町
　原発の高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査が進む北海道寿都町は9日までに、住民が情報公開請求した町議会全員協議会の議事録の非開示決定を取り消した函館地裁判決について、控訴しない方針を原告側に伝えた。
　3月29日の判決は、非開示決定は町条例に違反するとして取り消す一方、録音資料なども含めた全部開示の義務付けは認めなかった。
　町議会の小西正尚議長は町のホームページで「今後は条例に基づき、内容に即してしっかり判断し対応する」とコメントした。
　原告の神貢一さんは「黒塗りなどせず、きちんとした議事録を開示してほしい」と話した。