[2022_03_29_04]国が検討「海洋放出が確実」 福島第一原発の処理水 風評対策は県が主導へ〈宮城〉(仙台放送2022年3月29日)
 
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国が検討「海洋放出が確実」 福島第一原発の処理水 風評対策は県が主導へ〈宮城〉

 福島第一原発の処理水に関する会議が開かれ、「海への放出」以外の検討を求める県に対して、国は「海洋放出がより確実」と回答しました。
 この会議は、福島第一原発の事故で生じた放射性物質を含む処理水の海への放出について、県や国などが意見を交わすものです。前回の会議で、県は漁業などに大きな影響が出るとし、国に対して海洋放出以外の検討を求めていました。要望を受けて、国は3月29日の会議で、水蒸気放出や地層注入など5つの処分方法を検討したが、海洋放出がより確実に処分できる評価だったと回答。処理水に含まれるトリチウムの除去についても「現段階で実用化できる技術はない」と説明しました。村井知事は反対の立場を改めて主張した一方、議論を進めるために必要な風評被害対策を県が主導してまとめる考えを示しました。
 宮城県 村井 知事「賛成ではないということははっきり主張した上で、これ以上風評被害が広がらないよう、被害が最小限になるように、我々としては国・東京電力に対して、いろんな提案をしていきたい」3月29日は、国が風評被害対策も説明しましたが、参加した漁業関係者からは「本気度が見えない」など、厳しい声が多くあがりました。
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