[2022_03_17_06]古村孝志・東大地震研教授「東日本とメカニズム異なる」 震度6強(毎日新聞2022年3月17日)
 
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古村孝志・東大地震研教授「東日本とメカニズム異なる」 震度6強

 3/17 21:23
 16日午後11時36分ごろ、宮城、福島両県で震度6強を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約57キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・4と推定される。

古村孝志・東京大地震研究所教授(地震学)の話

 陸のプレートの下に沈み込む太平洋プレート内部で起きた地震と考えられる。東日本大震災は二つのプレート境界で起きたが今回はそれよりやや深く、異なるメカニズムによる地震とみられる。規模も東日本大震災と比べ二回りほど小さい。ここは、M7〜7・5の地震が約40年に1回の頻度で繰り返される地震活動が活発な地域とされている。東日本大震災の余震も活発なので、地震が非常に多い状況が続いている。今後も同程度の地震か、さらに大きな地震が起きる可能性は否定できず、注意が必要だ。
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