[2022_03_15_07]福島事故から11年 反原発の青森集会/鎌田慧さん講演(東奥日報2022年3月15日)
 
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福島事故から11年 反原発の青森集会/鎌田慧さん講演

 東京電力福島第1原発事故から11年となったのに合わせ「さようなら原発・核燃『3.11』青森集会」が13日、オンラインで開かれた。六ケ所村のむつ小川原開発を長年にわたり取材してきた弘前市出身のルポルタージュ作家・鎌田慧さん(83)が八戸市内の配信会場で講演、核燃料サイクル事業の中止を訴えた。
 鎌田さんは六ケ所に核燃料サイクル施設が立地するまでの歴史をひもときつつ「福島事故で原子力の危険性が分かった今、なお再処理を続けることは論理的にも倫理的にも成り立たない」と述べた。
 さらにロシアによるウクライナ侵攻と原発への攻撃を強く非難。六ケ所の近隣には米軍基地や対地射爆撃場があり「サイクル基地は軍事的に危険な場所と併存している」と問題視した。
 集会では、県内各地で反原発・反核燃運動に取り組む市民団体の関係者らがメッセージを寄せたほか、原子力政策の破棄などを求めるアピールを発表した。
 当初は青森市で集会とデモ行進を予定していたが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、2年連続でオンライン開催となった。
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